美術の小径を鈴木大拙館へ

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本多公園から大乗寺坂にかけての区域は「加賀八家」本多家の屋敷跡であり、県立美術館裏の斜面緑地には上屋敷へ至る道跡とそれに付随する2基の石垣、石積み基礎の堀跡と門跡が残されています。

本多家上屋敷遊歩道はこれらの遺構を見学しながら歴史遺産にふれあえる空間として整備し、「美術の小径」や「緑の小径」と接続して本多町周辺の回遊性を向上させるものです。

木漏れ日の素敵な本多の森、兼六園・成巽閣・石川県立美術館・本多の森・金沢21世紀美術館、更には鈴木大拙館など、金沢の象徴「兼六園」を中心にその周辺の見所を巡る半日コースです。

崖地の通勤路 ― 本多の杜の「家臣坂」

斜度30度は超えると思われる坂道を、500人の武士が日々上り下りした通勤路があった。
坂の上の上屋敷と坂下の家中町・下屋敷を結んだ加賀藩筆頭家老職、本多家家臣団の幻の「サラリーマン坂」である。

階段は木に似せた現代風デザインを使用されており、階段下の遺構を踏まないように配慮してあります。

小径がくの字に曲がっていることが特徴的です。

下段の石垣は金沢城にも用いられた戸室石が使用されています。
上段の石垣は戸室石の上に川原石で増築されています。

石垣には刻印も見受けられる。

本多の森を流れる辰巳用水

金沢兼六園のすぐ近くにあります。
辰巳用水は兼六園に流れるのと、こちらの本多の森にも分流されています。

寛永9年(1632)に、3代藩主・利常(としつね)が、金沢城の防火用水を確保するためなどに設置した用水で、後に兼六園の曲水として用いられることとなりました。

用水の取り入れは、金沢の南を流れる犀川の上流で、本園から約10km離れた上辰巳町にあります。
今も昔も変わらず園内に水を運んで、渓流や滝、池泉など美しい庭景を保っています。

石川県立美術館・石川県立歴史博物館などと本多公園を結ぶ「美術の小径」、本多公園と鈴木大拙館・松風閣庭園を結ぶ「緑の小径」の2本の小径が整備されていました。

本多公園と鈴木大拙館・松風閣庭園を結ぶ「緑の小径」。

緑いっぱいの気持ちいい小径です。

前方に鈴木大拙館が見えてきました。

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