古代史と万葉の史跡を訪ねる 高天彦神社

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創建は不詳。金剛山東麓に鎮座し、元々は社殿後背の白雲岳(白雲峰、標高694メートル)を神体山に祀った神社とされる。

元々は当地の地主神の「高天彦」を祀ったものと推測される。

社名・神名の「高天(たかま)」は一帯の地名でもあり、神話に見える高天原の伝承地とする説が古くからあるほか、高皇産霊神の神名の転訛が由来とする説、高皇産霊神の別名が「高天彦神」とする説、「高間」すなわち金剛山中腹の平地を意味するとする説がある。

『万葉集』では、「葛城の高間」と詠まれた歌が知られる(巻7 1337番)。

『延喜式』神名帳では宇智郡に高天岸野神社・高天山佐太雄神社が見え、いずれも五條市の金剛山中腹の神社に比定されることから、「高天彦神」を金剛山の神霊そのものとする説もある。

葛城の 高間の草野 早知りて

            標刺さましを 今ぞ悔しき

葛城の高間の草野を早くに知っておればシメを立てたものを、今となっては 悔しい!

参道の老杉>

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