細川忠興が築城の小倉城

小倉城は13世紀中ごろ、紫川河口西岸にあった丘に築かれたといわれ、近世の江戸時代前後に毛利勝信が現在見られるような縄張で総石垣造の城郭を築き、細川忠興が南蛮造の天守などを建てた。

一路西へ新門司港目指すフェリー、今、周防灘を航行中、とっくに日の出の時刻は過ぎたが曇り空が続く。

松本清張記念館、清張死没を受け、生前の功績を称え後世に語り継ぐことを目的として、清張の郷里である小倉北区に記念館を建設することを決定。

小倉城址域の南西端の一角に1998年(平成10年)8月4日開館。

西の口門を入る。

西ノ口門を入って右手に松の丸がある。

ずっと奥の建物は白洲灯台の模型。

若松海上保安部が管理している白州灯台は、豊前国企救郡長浜浦(現在の北九州市小倉北区長浜町)の庄屋「岩松助左衛門翁」が白州周辺の絶えない海難を防止するため私財を投げ打って白州への灯台建設に奔走し基礎部を完成させたものの志半ばで死去、以降明治政府に引き継がれ完成したもの。

岩松助左衛門翁の功績を後世の市民に伝えるため、小倉城に翁が設計した白州灯台を模した塔が建てられています。

黒門跡。

こちらの槻門は城主や家老など限られた人が使っていた正門。

大手門跡、模擬天守の一部が見える。

大手門は桝形を形成している。

小倉城で特徴的なのはやはりこの天守だ。
小倉城の天守は南蛮式の天守として築城当時話題となり、多くの城郭建築家が参考にするために見に来たという。

津山城や高松城の天守は、この小倉城の天守を模したものと言われている。

天守は、4重5階の大天守と1重の小天守からなる連結式層塔型天守であった。

大天守は最上階外廻縁が幕府への遠慮により重数を少なく見せるために、また、雨よけのために雨戸で覆われた下層よりも張り出している、いわゆる唐(南蛮)造りである。

最上層の入母屋破風を除き、破風の一切無いものであった。

模擬天守構築時、本来なかった破風を付けたことにより、日本100名城指定が見送られたとの説もある。

前方にある二基の大石は江戸時代、古船場の中津口門の石垣で、細川忠興が慶長7年 (1602)に小倉城を築くとき大谷から運んできた。

大石は上富野で動かなくなり、忠興は頭の富岡某を手打ちにしたので、石は勢いよく運ばれた。
 
村人は富岡を哀れみ地蔵堂を建て供養した(現在この富岡地蔵は、安全寺に安置されています) これを聞いた小笠原四代藩主忠総は「二つに割って運べば命まで奪わずにすんだ。

石の大小は勝負にかかわらぬ」と言ったという。

これを「細川の大石」「小笠原の割石」 と言った。

明治になり中津や築上の青年が多数小倉に来た。
門を入る時、大石をにらむと成功するといわれ一心ににらんだ。

「大石にらみ」といいます。
 
中津口門を解体した明治34年に、藤井昇吉が三本松の高倉稲荷に大石を移しました。
 
平成12年に高倉稲荷は八坂神社に合祀されたので石も移しました。

リバーウォークの横にひっそりと「乃木希典居住宅の跡」と書かれた碑が建てられている。

八坂神社の山門、実に立派だ。

城の石垣は中世に多く用いられた「野面積み」といい、主に当地の足立山系から運び出した自然石(野面石)を使用、戦国大名で乱世を知る、忠興の自慢の一つであったといわれる。

多聞口門跡。

此方もやはり桝形が形成されている。

旧第十二師団司令部の正門が残る。

大砲は、幕末の長州との戦争で、長州軍が小倉城を砲撃した際に使用したものであるという。

天守内部は小倉城に関した歴史資料や城下を再現したジオラマなどが展示されているがほとんどが撮影不可で残念ながら皆さんにお伝えすることができません。

これは「迎え虎」。

筆者は宇佐神宮の抱え絵師、佐藤高越画伯。
絵の大きさは、高さ4.7m×幅2.9m。日本最大級とか。

物凄い迫力で、圧倒されてしまう!
ちなみに、この絵は、何処から見ても、こちらを見ているように見えるとか。

西側の堀、忠興自慢の石垣が続く、そしてアジサイが咲き誇る。

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小倉城へのアクセス、行き方歩き方

福岡県北九州市小倉北区城内2-1 勝山公園内
093-561-1210

JR小倉駅下車徒歩20分、JR西小倉駅下車徒歩10分
西鉄バス「北九州市役所前」下車徒歩約5分

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