錦秋の備中松山城を訪ねる

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備中高橋は岡山県北の静かな城下町。
秋は霧とともに紅葉も美しい。

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早朝のJR高梁駅、町は深い霧に包まれています。

当駅以北は一部区間を除いて単線区間であり、岡山方面からの普通列車は約半数が当駅で折り返す。

以前より特急「やくも」が一部停車していたが、2008年(平成20年)3月15日ダイヤ改正で全列車が停車するようになった。

高梁大橋より霧に霞む南方を眺める。

高梁川は吉井川、旭川と並ぶ岡山三大河川の一つで岡山県下で最大の流域面積を誇り、その支流域は広島県にもおよぶ。

かつては、河島川(川嶋川)・河邊川(川辺川)・総社川・松山川・板倉川・宮瀬川など時代や地域によって様々な名称で呼ばれた。

ふいご峠までは車が登れるが、ここから徒歩、700m約20分で天守に到着する。
向かいの山から毛利が攻め寄せたという。

天正3年(1575年)、三村元親は毛利氏から離反し織田信長に寝返ったことにより、三村氏と毛利氏の争いが続く(備中兵乱)。

城は毛利方の小早川隆景により落され、元親は自害した。
備中兵乱の後、毛利氏の領有となった。

大手門跡の後方にそそり立つ巨岩と、その上にのる厩曲輪石垣は圧巻。

岩盤の上にそびえる石垣にすがりつくように生えたモミジ。

三の丸へ向かう坂道の土塀、一部が現存のもので、残り半分は復元されたもの。
壁の段差で、現存部分と復元部分を区切っている。

三の丸から二の丸跡を見る、緻密で綺麗に積まれた石垣が、白い土塀をより美しく際立たせています。

正面最上部の桜が一番最初に紅葉するという。

二の丸へ向かう、すでに桜の紅葉は終わっている。

黒門跡付近、僅かに屋根が見えているのが「御膳棚」、かつては食事を作る場所だったが、現在はトイレになっている。

本丸から天守を望む。

現存する天守は、2層2階で、西面に半地下のようにして付櫓(廊下)が附属する複合式望楼型天守である。

また天守に通じる石段は、敵の侵入を遅らせるために、直角に曲げられている。

2階には、愛宕権現や成田明神など9柱の神を祀った「御社壇(ごしゃだん)」と呼ばれる舞良戸で仕切られた部屋がある。

さらに奥へ進んでみる。

下を見下ろすと三の丸、土塀、そして高梁の町並みが見えている。

二十櫓付近、まだ紅葉がきれいに残っている。

天主閣の奥にある二重櫓は岩盤の上に建つ。

天守への石段、門は閉ざされている。

高梁大橋の壁面に描かれた「松山踊り」

踊り続けて今年で366年!!
県下3大踊りのひとつ、毎年8月14・15・16日の3日間、JR備中高梁駅前は踊り一色に染まります。

そしてマンホールの蓋の絵柄も「松山踊り」

ネコちゃんがおとなしくお店番をしていました。

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松山城へのアクセス、行き方歩き方

住所:〒716-0004岡山県高梁市内山下1
電車・バスでのアクセス方法
備中高梁駅からバスに乗車して、バス停「松山城登山口」で下車、そこから徒歩で備中松山城に向かうというのが一般的なルート。
バスの所要時間は10分、徒歩は20分程度。
城の位置が山頂近くにあるということもあり、徒歩の所要時間が長くなってしまうのはやむを得ないだろう。
岡山駅から備中高梁駅までは、JR伯備線で50分ほど。

なお、土日・祝日に限り一部のルートでシャトルバスの運行もある。
車で備中松山城にアクセスする場合は、岡山自動車道の賀陽I.Cをおりて25分ほどで到着。
備中松山城の専用駐車場はないが、登山口の周辺にある「ふいご峠駐車場」や「城見橋公園駐車場」といった有料の駐車場の利用が可能。
土日・祝日のシャトルバスの運行じには「ふいご峠駐車場」は乗り入れ禁止。

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