絶景かな東大寺二月堂から望む悠久の夜景

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二月堂は平重衡の兵火(1180年)、三好・松永の戦い(1567年)の2回の戦火には焼け残ったが、寛文7年(1667年)、お水取りの最中に失火で焼失し、2年後に再建されたのが現在の建物である。

本尊は大観音(おおかんのん)、小観音(こがんのん)と呼ばれる2体の十一面観音像で、どちらも何人も見ることを許されない絶対秘仏である。

建物は2005年12月、国宝に指定された。

二月堂への参道、鹿が遊ぶ静かな夕時。

梵鐘は「奈良時代」に鋳造され、鐘楼は「鎌倉時代」に再建された。

「日本三名鐘」の一つで、国内最大級の大鐘。
直径約271センチ、高さ約385センチ、重さ約26.4トン。

「姿(形)の平等院」、「音(声)の三井寺」に、「勢」の東大寺の代わりに、「銘」の神護寺を加えて、三名鐘とする文献もある。

東大寺:法華堂(三月堂)  (国宝)
天平12年(740)から19年までの創建と考えられている東大寺最古の建物。

不空羂索観音を本尊とするところから古くは羂索堂と呼ばれていたが、毎年3月に法華会が行われたことから、のちに法華堂と呼ばれるようになった。

不動堂。

飯道神社は東大寺二月堂の南東に鎮座する。
瓦葺三扉の社殿に軻具突智神・埴山媛命・稚皇産霊神の三神が祭られている。 

軻具突智神は火の神、埴山媛命は土の神、稚皇産霊神は五穀の神といわれる。
「はんどう神社」また、「いいみち神社」と呼んでいる。

回廊の摩耗した床板が年輪を感じさせる。

二月堂脇の休憩所はもうすでに閉まっている。
中には144歳の大湯釜がある。

興成神社は二月堂のすぐ下に鎮座する。
お水取りのおたいまつには、上から火の粉をあびるようなところにあり、近くに若い世代の良弁杉がある。

奈良盆地を眺めながらゆったりと時を過ごす。

のんびりと日の入りを待つ静かな時間、僅かな人たちが日の入りを待つ至福の時間。

眼下に広がる寺院の瓦屋根が薄茜色に。
そのはるか向こうには奈良盆地が広がり、なだらかな峰の生駒山に日が沈んでいきます。

夕暮れになれば、大仏殿の屋根にそびえる鴟尾(しび)が夕陽を浴びて黄金色に輝き、なだらかな峰の生駒山が見え、カラスがしきりに飛び交う。

暮れてゆく空の彼方。
そこは、二月堂のご本尊さまが姿をお見せになられた難波津がある方向。

時空を超えて、観音さまがいらっしゃる補陀落(ふだらく)の世界も見えるかもしれません。
左は大仏殿の甍です。

奈良盆地が少し青味がかって見え、太陽は光芒を発する。

言葉を失ってただ沈みゆく夕日を見やる。

完全に沈みました、この後の紅く燃えるかもしれない空を見たいが、トワイライトタイムの夜景が撮りたいので急いで行動を起こす。

回廊の大きな提灯、なかなか趣があります。

僅かに青味が買った参道、いい雰囲気です。

白い壁や石垣、広い石畳 二月堂への参道は風情あるたたずまいです。

通常裏参道と呼ばれる好きな散策道を下る。

駐車場の辺りで振り返って二月堂、これから大仏殿へ急ぐ、続編としてお伝えします。

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