築城名人藤堂高虎を代表する海城 今治城

日本100名城の一つ。
構造は、三重の堀に海水を引き入れた特異な構造で、当時は海から堀へ直接船で入ることができるなど海上交通の要所今治らしく海を最大限に活用した城となっている。
日本三大水城の一つに数えられている。

城内に通じる土橋。
鉄御門と武具櫓(右)が見える。

鉄御門(くろがねごもん)
多聞櫓を巡らし、内側の櫓門を鉄門とし、さらには内堀をはさんで土橋で連結した場所に重ね馬出を構築するなど、最強ともいえる構えであり、天下人あるいは大大名クラスの居城に比肩しうるものである。

鉄御門を内部から見た画像。

平成19年に枡形石垣とともに復元された鉄御門内部、当時の金で10億かかったという。

藤堂高虎像と模擬天守。
今治城の天守は、藤堂高虎によって上野城に移築する目的で解体され、慶長15年(1610年)の亀山城(丹波国)天下普請の際に徳川家康へ献上され、亀山城へ移築されたとする説がある。

山里櫓
市制施行70周年記念事業として平成2年に再建。

天守閣から見る内濠と山里櫓
濠の幅は三十間(約55m)もあり、北西端に水門があってここから海水を取り入れていたようです。
遠くには来島海峡大橋が見えている。

ズームアップすればご覧の通り、左側が来島海峡になる。

天守閣から見る武具櫓と鉄御門多門櫓
武具櫓の左にあるお濠に黒い部分がありますがこれが海水の取り入れ口のようです。

天守閣から見た吹揚神社。

本丸跡にある吹揚神社は明治5年の廃藩の際に城地が社地であったことからこの地に合祀したとのこと。

城の隣にある吹揚稲荷神社。

場内には式内社が多数あり、多くの神様が祀られている。

再建された多聞櫓

城内に残された当時の井戸(蒼吹の井)。
周りは海水だが真水が湧いている

鉄御門に続く櫓。

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今治城へのアクセス、行き方歩き方

住所:愛媛県今治市通町3-1-3
TEL:0898-31-9233
JR予讃線今治駅から瀬戸内バス「今治営業所行き」で約10分「今治城前」下車、徒歩約3分