琉球最古の城跡 玉城城跡

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沖縄訪問の初日最後は琉球最古の城跡といわれる標高180mに築かれた玉城城跡(たまぐすくじょうせき)。

城跡はすでに崩れやすくなっているので、現在は観光客のために木製の階段が備え付けられているが景観は悪くなってしまった。

一の郭には玉城城独特の太陽の門(洞)と言われる城門がある、夏至の日に朝日が射し冬至の日には夕陽が射すといわれる。

階段状の山城で、一の郭と呼ばれているところは石積みが良く残っているが、二、三の郭の跡は、戦後米軍基地の建設に利用するために持ち去ったため、わずかに残骸が残るだけとなっている。

琉球王国の時代には毎年正月に国王の命を受けた役人が国家安泰、五穀豊穣の祈願を立て、国王自らも隔年に1回、聞得大君(祭事をとり行う神女)などを引き連れ参詣していた。

このことから玉城(たまぐすく)は霊場として古代祭祠をする上で貴重であり、城壁の構造上からも貴重な史跡である。

城内には、琉球神話において開闢の神アマミキヨが作ったとされる琉球開闢七御嶽のひとつに数えられる雨つづ天つぎ御嶽(あまつづてんつぎうたき)がある。

この城は、別名アマツヅ城とも称され、築城年代や歴代の城主についてはさだかでない。
「島尻郡誌」では、「アマミキヨが築いた城であるとの伝説があって、城は、一の郭、二の郭、三の郭の三つの郭からなる階段状の山城で天然の要害の地に築かれている。

城壁は一の郭のみよく原型をとどめていて、二の郭と三の郭の城壁は、戦後、米軍基地建設の骨材料として持ち去られ、現在根石がかろうじて残っているにすぎない。
一の郭は、東北東に自然岩をくり抜いた城門を構え、城内には「天つぎあまつぎの御嶽」(神名「アガル御イベ、ツルベ御イベ」)が祀られている

眺望は抜群だ。玉城の村を睥睨(へいげい)し、城主は世の主として君臨したことだろう。

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玉城城跡へのアクセス、行き方歩き方

住所:沖縄県南城市玉城字玉城444番地、443番地の2
電話:098-947-1100(南城市観光・文化振興課)

那覇空港から車で約40分(那覇市国場→南風原町経由)
最寄の南風原南ICから約20分

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