桜咲く伏見を散策

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この暖かさで桜も一気に開花する、ここ伏見では桜祭りが開催されていた。

弁天浜の10石舟乗船場、行き交う人も多い。

「十石舟」「三十石船」は、江戸時代に伏見からの酒や米などの搬出および旅客を大坂と行き来させるため、宇治川派流と宇治川・淀川の間を航行する輸送船としてはじまり、明治時代末期まで存続しました。

長建寺には、閼伽水という湧き水があります。
閼伽水とは仏に供える水の事です。

この水は、伏見に湧き出る良質の地下水と同じ水脈から湧き出ています。
弁財天にお供えしたり、庭の桜に木を潤すのに使われているそうです。

高浜虚子の句碑

  花人の 落合ふ駅や 中書島

黄桜の直営店である「キザクラカッパカントリー」の中庭には、社名の由来となった「黄桜」が植えてあります。

社名の由来は、社長が黄桜の花(淡く緑色がかった白い花を咲かせるサトザクラの一種)を好んだことから。

黄桜は別名「ウコン桜」ともいわれ、花びらを10〜15枚つける八重で、淡い黄緑色の花が咲かせる桜。

懐かしいポスターを見つけました、一世を風靡した三浦布美子さんのポスターです。

伏見の黄桜酒造本店に涌く「伏水」は、伏見がかつて「伏水」と呼ばれていたことから命名された。
井戸の深さは約60メートルで、涌き出る水量も多く、まろやかな口当たりは伏見の名水ならではの味。毎日多くの人たちが水を汲みに訪れる。

寺田屋浜乗船場、もうこの辺りから賑わいは始まっています。
淀川三十石船をはじめとする大小の船で賑わった伏見港の中心地は現在の京橋付近でした。

伏見口の戦い激戦地跡
鳥羽伏見の戦いでは、薩長を中心とした新政府軍と、幕府歩兵隊・会津藩兵・新選組など旧幕府軍の間で激しい戦闘が行われた。

旧幕府軍の本拠地・大坂と直結した伏見の水運の中心地・京橋付近でも激烈な戦いが繰り広げられた。

桜満開の4月、伏見を流れる宇治川派流にて桜祭りが開催。
出店やリバーサイドライブで賑わいが生まれ、桜のトンネルの中で開催されるお祭りは今や春の伏見の風物詩。

10石舟も客を満載して下っていく。

松本酒造とその前景の菜の花畑は「燃えよ剣」や「必殺仕事人」をはじめとする時代劇の撮影地となっている場所で、広く知られている。

大正11年に建てられた酒蔵と煉瓦建造物の倉庫と煙突は月桂冠大倉記念館や十石舟等とともに「伏見の日本酒醸造関連遺産」として2007年(平成19年)に経済産業省の近代化産業遺産に認定された。

お昼は桜に囲まれて三栖公園(みすこうえん)でいただいた。

伏見港公園・伏見港広場、宇治川派流は文禄三年(一五九四)豊臣秀吉の伏見城築城にともなう建築資材を運ぶため、宇治川の流路改修工事によりつくられた内陸の河川港です。

疎水の両岸は桜が満開、ここまでは皆さんの足も伸びないようで静かに散策が楽しめます。

三栖閘門は、物資・人員輸送を目的に水位の違う濠川と宇治川に船を通すため、今から84年前の昭和4年3月に、旧内務省によって3年の工期をかけて造られました。
10石舟もここまで下ってきます。

角倉了以の石碑
京都の豪商・角倉了以は、淀川による京都と大阪間の便をより発展させるため、新たに京都二条と伏見を結ぶ高瀬川運河の開削に着手 しました。

この運河を利用することによって淀川を経て、京都と大阪が結ばれ、やがて伏見は港湾商業都市として、飛躍的な発展をみることになりました。

この偉業を称え、高瀬川(宇治川派流と濠川が合流する付近に残っている小さな川)のすぐ横に石碑が建てられています。

伏見御堂、会津藩駐屯地跡
幕末の慶応4(1868)年1月2日、鳥羽伏見の戦いが始まる前日夕刻、会津藩の先鋒隊約200名が伏見京橋に上陸、ここ伏見御堂を宿陣としました。
現在は幼稚園になっている。

京都市伏見区南浜町にあり、この辺りに土佐藩邸があった。
鳥羽伏見の戦いでは、山内容堂は参戦を禁じたのだが、板垣退助の密命で、一部のものがこの戦いに官軍として加わっている。

この碑は月桂冠情報センター敷地内に立っている。

御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ、ごこうぐうじんじゃ)
神功皇后を主祭神とし、夫の仲哀天皇、子の応神天皇ほか六神を祀る。

境内には桜が多く、特に本殿の東側にある紅枝垂桜は華やかに咲き誇り、参拝者の心を魅了します。

他にも山桜や染井吉野、鮮やかな緋色が特徴である「陽光(ようこう)」という品種の桜を観賞することができます。

伝承によるとこの年、境内より良い香りの水が湧き出し、その水を飲むと病が治ったので、時の清和天皇から「御香宮」の名を賜ったという。

この湧き出た水は「御香水」として名水百選に選定されている。

境内ではネコが仲よくご挨拶。

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