春の風物詩 黒部立山アルペンルート「雪の大谷ウォーク」

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夏の室堂平の散策とは異なるもう一つの立山室堂の顔、雪の大谷に挑戦した。
室堂にはいろいろなアプローチがあるが、今回はクラブツーリズムのツアーを利用した。

桂台から立山有料道路に入る。
日本一高い通行料金でバス1台6万円だという。

滝見台へ到着。
ここから称名滝が望める。
称名滝へはこの後訪れる予定。

標高1900mあたりの弥陀ヶ原高原あたりでは景色も変わってきます。
弥陀ヶ原ホテルもあってここからは雲海に沈む夕日が見えるそうです。

真っ白な雪山に道路だけがグレーに蛇行して見えます。

剱岳が見えてきました。
立山連峰北端に位置しその荒々しいまでの岩峰は、多くの登山者の憧れ。

雪の大谷散策開始。
この日、気温は5℃、雪の壁の高さは14m。
快晴で寒さは感じません。

雪の大谷ウォークは4月中旬~6月上旬の10時~15時(2012年は4/17~6/10の予定。2010年までは、雪の量が2011・2012年ほど多くなかったこともあり、5月下旬に終了していました)

標高2450mのバス専用道路の片側が特別に歩行者用に開放され、ロータリー除雪車が除雪した雪の壁の中を歩きます。

このあたりは世界でも有数の豪雪地帯で、雪の壁の高さは積雪量の多い年では20mにもなり、10階建てビルに相当する圧倒的迫力です。

雪の壁と言っても地層のように筋が付き、それぞれ微妙に色も違っている。 
少し黄色くなっているのは黄砂が混じっていた影響、青いところは暖かい日に雪が溶かされ、それが凍った後。
「雪の壁のしま模様は雪のカレンダーなんだよ」という説明書きがありました。

バスターミナル向かいの展望台へ上がるとそこは立山室堂高原。
ホテル立山は立山黒部アルペンルートの中心地、「標高2,450メートル」室堂平に位置する日本最高所のリゾートホテルです。

青く澄み、伝説を秘めた湖面・・・・残念ながらこの時期のみくりが池は雪の下。
室堂バスターミナルから歩いて約10分のところにあり、北アルプスで最も美しい火山湖といわれる、周囲約630メートル、水深約15メートルの湖です。
奥にみくりが池温泉が見えています。

雪に足を取られながらやっとここまで来ました。
帰ってくる人にその先に雷鳥がいますよと言われたのですが、残念ながらバスの時間です。
ズームアップして雷鳥をとらえたのですがあまりにも遠すぎる。
画像をクリックしてみてください、微かに雷鳥が映っています。

「立山」と言う名の山は無いのですが、主峰雄山(3003m)、最高峰の大汝山(3015m)、富士の折立(2999m)の三山をそう呼んでいる。

大日岳(2.501)、奥大日岳(2.611)゛見えています。
大日連山は登山道からの見晴らしもよく、高山植物の種類も多いことから登山者に人気のコースです。

立山室堂高原から雪の大谷ウォークを見る。
筋のように見えているのが約500mの雪の壁です。

ブルドーザーが2台並び雪面をカンナで削り落とすように掘り下げながら除雪していく。
雪の大谷区間の除雪には1週間~10日かかる。
以前はコンパスなどで測量しながら除雪していたため、間違って埋め戻したりとかの試行錯誤もあったようだが、今ではGPSを使い効率的にやっているという。
案内板の写真を借用。

クラブツーリズムのお勧めツアーはこちら!

雪の大谷へのアクセス、行き方歩き方

立山黒部アルペンルートオフィシャルガイド
アクセス(信州側):長野道豊科ICから国道148号経由で1時間20分,または信濃大町駅からバスで約40分の扇沢に行き,トロリーバス・ケーブルカー・ロープウェイを乗り継ぎ,黒部ダム経由約1時間半(混雑状況によって大きく変わります)

アクセス(富山側):北陸道立山ICから約40分,または富山地方鉄道で立山駅に行き,ケーブルカー・バスを乗り継ぎ約1時間(混雑状況によって大きく変わります)

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