大野寺 磨崖仏と小糸枝垂桜

大野寺(おおのでら、おおのじ)、山号は楊柳山、本尊は弥勒菩薩、開基は役小角と伝える。
室生寺の西の大門に位置する。

春の境内には樹齢300年を超える枝垂れ小糸桜が2本、他にも樹齢100年の紅しだれ桜30本があり狭い敷地内に見事に咲き誇ります。

しかし、この混雑ではとても桜鑑賞どころではありません。

枝垂れ桜の樹下に阿波野青畝の句碑がある。

『春山の 巨岩弥勒と なり給ふ

まさに滝の流れるごとく咲き誇る。

見事な枝ぶりにしばし佇む。

狭い境内に30本余りの枝垂れ桜が咲き誇る。

大野寺の対岸にあたる大岩壁に掘られた弥勒断崖仏は鎌倉時代の初期、1207年興福寺の雅縁大僧正の発願で、後鳥羽上皇の勅願によって造られた。

高さ33mもある弥勒岩に凹みを作り、中を水磨きして、そこに弥勒仏の立像が線刻された。

仏像の高さは11.5mと迫力があります。
描かれている弥勒仏は美しく、優雅で他に類を見ないすばらしい作品です。

境内はあまりにも混雑しているので外から本殿前の枝垂れ。

同じく外から門の前の枝垂れ。

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大野寺へのアクセス、行き方歩き方

住所: 奈良県宇陀市室生区大野1680
TEL 0745-92-2220

近鉄室生口大野駅から徒歩5分