仙洞御所を模したといわれる聚楽園

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衆楽園は津山藩第2代藩主・森長継が、京都から庭師を招いて、明暦年間(1655~1657)に別邸として造らせたもので、中国山地を借景として、南北に長い池に4つの島を配した池泉回遊式の庭園である。

仙洞御所を模したものといわれ、同じ様式の後楽園よりも古い。
現在の園地は、往時の3分の1の規模に縮小されている。

門をくぐると小さな小川が迎えてくれる。
小径をゆくと急に広々とした池が目前に現れます。

池には清涼軒のある中島、橋の向こうに蓬莱島、紅葉島と四つの島があります。
池畔を歩くほどに千々に趣が変わってゆくのはさすが、お殿様になった気分で散策しよう。

迎賓館前の庭。
きれいに手入れされた緑が広がります。

中島に立つ清涼軒(右)とその左手は霧島。

兼六園のが有名ですが、徽軫灯籠(ことじとうろう)。
徽軫灯籠(ことじとうろう)は、珍しい二本の足で、足の形が琴柱(ことじ)に似ていることから名が付いたものである。

北の中国山地を借景とし、北の池は東と北の築山に迫られるように置かれ、東側には全長210メートルの曲水が設けられている。
その中には老松が茂り森閑たる様相を見せる。

曲水跡

衆楽園の見どころの一つのスイレンが見頃で、午前中はかわいい花を咲かせています。

餌を狙っていたアオサギがいきなり飛び立ち、見事な飛翔を見せてくれました。

山口誓子句碑
絲櫻水にも地にも枝を垂れ」この句は、山口誓子が昭和54年の春、衆楽園に吟行して詠んだもので、園の北端にはこの句の碑が建てられている。

中島にある清涼軒と向こうは御対面所。
津山藩では城内に他藩の使者を入れずにここで応対し..「御対面所」と呼ばれました。

現在の余芳閣(左)・迎賓館(右)
この庭園は京都の仙洞御所を模したもので、明暦の築園当時から伝わる建物として余芳閣が残っています。

庭園は歴代藩主の好みで少しづつ変化しつつ、当時から斬新な大名庭園として天下に名をはせた。

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衆楽園へのアクセス、行き方歩き方

住所:岡山県津山市山北628
電話番号:0868-23-6507
営業時間:7~20時(11~3月は~17時)
定休日:無休
料金:入園無料
JR津山駅より 徒歩20分、 バス10分(衆楽園前下車)、駐車場有り

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