そこは豊田市大藏町岩戸山。足助・香嵐渓に向かう途中にあります。
県道沿いに立ち並ぶ異界へのゲートの向こうには、天空へと伸びる細道。
導かれるように足は一歩また一歩奥へと
十二支の動物の頭を持つ守り本尊が入り口に並んでいます。
1178年(治承2年)に建立された当地方における最古の寺院であり、当地の領主、原田家一門の菩提寺です。
聖徳太子御自らの彫刻によると言い伝えられし「聖観世音菩薩像」を安置しています。
その昔、洞窟の整備をしていた職人たちが洞窟から出てくる姿が、風天神様に見えたことから風天神様の住まう洞「風天洞」と名付けられ、呼ばれるようになりました。
境内に1000体以上の様々な像が並び、”仏像のデパート”と呼ばれる珍スポット。
名物の「風天洞」と呼ばれる洞窟は全長500メートルもあり、その中にも300体以上の像がズラリ。
また、途中にある「銭洗いの水」でお金を洗うと1万倍にもなるといわれている。
ラストの風天神という仏面が円柱に貼り付けられたオブジェは圧巻です。
中でも、石窟の天井に描かれた寝拝み楊柳観音は、台座に寝て拝むという世にも珍しい拝み方をするトルツメ観音として有名。
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