京都迎賓館の庭園は、御苑の緑を借景とし、広大な池を中心に、様々に表情を変えつつ、まわりの建物に融け合うように配置されています。
これが、古くから日本人の住まいに貫かれた伝統「庭屋一如」(ていおくいちにょ)の思想です。
廊橋の天井は、船底を逆さにしたような形で、中央部が高く、両端が低くなった「船底天井」で、吉野杉を使用しています。四隅には、昆虫の透かし彫りが施されています。
廊橋を境に池の水深が変わっており、島の配された「海」の部分と、「ネビキグサ」のある「水田」の部分に分かれます。
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廊橋天井の四隅に施された透かし彫り左から蟋蟀(こおろぎ)、鈴虫、蜻蛉
様々な木々や花々が植え込まれており、四季折々の色が楽しめるようになっています。
北側の池には様々な色をした錦鯉が放たれています。海外の賓客に、餌やりをお楽しみいただいております。
山越村の鯉も大きくなっていた。
繁殖しているらしく、稚魚もたくさんいた。
サギはその稚魚を狙っています。
海外からの賓客に、和舟に乗って日本の文化「舟遊び」を楽しんでいただきます。
池の浅さを考慮して、底が平らになっています。
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